もてぎサイクルマラソン体験記2005/01/05

新年早々,my roadbikeを連れて早速走ってきました.ツインリンクもてぎというサーキットを周回して100km走るというものです.1周4.8kmを21周してゴールします.大勢で走るようなイベントには,もちろんこれが初挑戦です.

行き帰りの路上には先日降った雪が凍結しているかもしれず,当日深夜~早朝に車を走らせるのは避けて,安全のため泊まり込みで行くことにしました.前日受付でもらったプログラムをみると,昨年トップの記録は100kmを2時間30分+αで走りきっています.平均時速40km弱ですから,趣味で走っている人たちでも速い人がいるんだなぁ,と思いました.計算上は時速25kmで100kmに届くはずなのですが,途中休んだりしたら時間が足りなくなってしまいます.3時間30分位でゴールできるといいかな?なんて勝手に目論んでおりました.

厳しい寒さが予想され,耳・首すじやシューズの保温ができるよう準備していきました.コースにはまだ一部に雪が残っており,整備のため予定時刻をかなり過ぎてから実際のスタートとなりました.試走をしていると,幸い少し陽も差すような天気になり,身軽な格好でスタートすることに.途中の補給として,500mlのスポーツドリンク1本を自転車に乗せ(後から考えるともう1本欲しかった),アミノバイタル1個(これももう1個あった方が・・・)を背中のポケットに入れました.招待されたプロ選手などと一緒に,約600人が一斉にスタート!

始まってみると,プロ選手達が速いのは当然としても,序盤は集団を形成してついて行く人たちが数十人(ひょっとして百人以上?)いることににはびっくりしました.私はといえば,4周目位で早くもこの先頭集団に追い越されました.当初は時速30km位をキープできればいいなと思っていましたが,普段トレーニングもしていないのがたたり,徐々に体力が持たなくなりました.サーキットには多少の起伏があるのですが,15周過ぎ位からわずかな上りも大変きつくなりました.ピットに入って一休みしたかったのですが,終盤になると残された時間が少なっていることに気付きました.休むことさえ許されない,厳しい状況に追い込まれましたが,元はといえば自分の走力不足が原因です.一度ならず途中で止めたくなりましたが,「どんなに遅くても完走したい. "DNF" (do/did not finish) の文字を記録に残すのは避けたい」という気持ちでした.何とか持ちこたえて,4時間をわずかに切って21周を果たすことができました.クリートを少し調整したのが功を奏したのか,走っている途中膝の痛みは感じませんでした.一度チェーンがはずれて直した以外は自転車から降り休むこともなく,4時間弱を走り切ったのはこれまでにない経験でした.

終わってみれば,この時期のこの地にしては気温が高く(最高気温11℃位だったのでしょうか),風も強くなく,おそらくまたとない状況が参加者を迎えてくれたようです.これまでは単独で走ることのみでしたが,大勢のホビーレーサー達を目の当たりにして,いろいろ得るところの多い大会でした.今日来た人たちは,女性も含め皆速かったのが最大の驚きでした.来年もし出られるとすれば,まずは3時間30分を切るのが目標でしょうか.私の体力からすると,無理をせず休みを1回(2回?)位入れた方が,もっと楽に走れそうです.もうタイムを競うような年齢ではありませんが,センチュリーランを(できれば)余裕を持って走り切るには,ちょっとレベルを上げる必要がありそうです.

大学ラグビー決勝戦2005/01/10

久しぶりに,新春の大学ラグビー観戦に家族で国立競技場まで出かけました.
晴天ではありましたが,少し風があり寒かったのですが,たくさん観客も入り盛り上がった試合となりました.
学生の頃ラグビーをやっていたので,よく国立や秩父宮ラグビー場に試合を観に行っていましたが,そのころと一番違うのは電光掲示板です.直前のトライシーンをみることもできて,まるでTVでみているようです.
最近は,FWがモールなどの密集で進む技術や,BKがスピンパスを多用してグラウンドの端まで使う戦法など,様変わりしている印象を受けました.
昔観たときの伝統の早明戦では,ぴーんと張りつめた雰囲気がみなぎり,命がけの気合いの「勝負」という一面がありましたが,この決勝戦では,ルールの下に戦術と体力を競う「ゲーム」をしているという感じを受けました.

11月に欧州遠征を行った日本代表はスコットランドなどに惨敗し,2011年にWorld Cupを日本に招致しようという動きに水を差すような結果でした.
そろそろ初の外国人監督か?という噂もあるようです.斬新な発想に基づく戦術も必要ですが,選手のやる気を引き出すような環境作りが必要なのだと思います.
関東学院はいわゆる伝統校ではなかったのに,今や大学選手権の常連となりました.ここまでくるには,チームのやる気を引き出す能力が監督に十分備わっていたからではないでしょうか.結果を出している伝統校以外の指導陣に,日本代表の強化チームに入ってもらうことも考慮すべきだと思います.

もうすぐツール・ド・ランカウィ!2005/01/22

暦の上では大寒,1年でもっとも寒さの厳しい時期を迎えました.
しかし,南半球ではすでに自転車のプロツアーが行われ,いよいよアジアでもツアーが始まります.
今年,あのLance Armstrongを擁するディスカバリーチャンネルで活動を開始する,日本の別府史之選手が,始動します.
アジアでは最高レベルのツアー,マレーシアで開かれるツール・ド・ランカウィに出場予定だそうです.
弱冠21歳の別府選手には,ステップアップするための良い舞台にしたいところでしょう.

そもそも,自転車ロードレースは長く過酷な競り合いが続くため,通常の鍛え方だけでは勝つことが難しく,ドラッグ・ドーピングの力を借りる選手が後を絶ちません.
Tour de Franceに出場するような実力を持つアイルランドのプロ選手が書いた,"Rough Ride"という本には,つらいステージレースで心ならずもドラッグを注射してしまう状況が克明に描かれています.
是非,別府選手には,薬などに頼らず,己の実力で勝負をして欲しいと思っています.

Le Tour de Langkawi (LTdL) Stage 1:いよいよ開幕!2005/01/29

始まりました,アジア最高峰の自転車ステージレース Le Tour de Langkawi (LTdL) 2005! マレーシアのランカウィ島からマレー半島にわたり.全長1282.6 kmを10日間で駆け抜けるLTdL,いよいよStage 1の開幕です.
有力プロツアーチームも出場していますが,この時期に気温の高いところで行われるステージレースということで,5月以降ヨーロッパで行われる重要なレースのための調整と位置づけている選手も多いようです.

日本からはTeam Bridgestone Anchorが出場.福島兄弟を始めとして,オリンピック代表の日本チャンピオン田代選手などが顔をそろえています.すでにタイで行われたツアー・オブ・シャムでは福島兄弟の兄・福島晋一選手が優勝し,現時点でアジアツアーのリーダーです.この大会でも,アジアチャンピオンのジャージを着て走る姿を見ることができそうです.また,Discovery Channel加入の別府史之選手の走りにも注目したいところです.是非,日本選手がステージ1勝を勝ち取ることを期待しています.

さて,注目のStage 1は,過去LTdLステージ4勝のGraeme Brown (Ceramica Panaria) が最後のスプリントを制し,優勝しました.日本選手では,宮澤選手(BS Anchor)が先頭集団に入ってゴールしました.HotSpotでポイントを得た弟・福島康司選手が,Leading Asian Riderのジャージを獲得したようです.

今回のLTdLの山場は,個人タイムトライアルのStage 4と,山岳コースのStage 8のようです.そこに至るまでのレース展開からも目が離せません.今日のStage 2も要チェック!

LTdL Stage 2:Ceramica Panariaの独壇場2005/01/30

Stage 2は,アップダウンの少ない171.6kmのコースです.ここでも,日本人選手の活躍がみられました.Bridgestone Anchorの宮澤選手が序盤から抜け出してポイントをかせぎ,Leading Asian Riderのジャージを福島康司選手から引き継ぎました.昨年までフランスで活動していた選手です.Stage 2を終えて総合3位に入っています.
終盤では,福島兄弟が二人でアタックを仕掛け,Stage 1優勝チームCeramica Panariaをあわてさせるシーンもありました.結局,ゴールスプリントを制したのは今日もCeramicaで,Bongiorno・Brown選手の1-2 finishでした.Discovery channelの別府選手は,昨日の落車にもかかわらず先頭集団でゴールしました.
Stage 3はいよいよ山岳コースとなり,climberたちが見せ場を作ってくれそうです.