かなり衝撃…の本を読んだ2008/08/13

ロードバイクに乗り始めて、かれこれ4年ほど経ちます。
さぼっていた時期もありましたが、それなりに結構乗っている割には、体重と体脂肪率の低下が今ひとつ。
根本的に、何か間違っていることがあるんじゃないかな~?と思っていたところ、ふと書店で目にとまったのが…
石井直方「一生太らない体のつくり方」でした。
よくある、あやしげなダイエット本かと思いきや、著者は東大教授であるばかりか、自身が実績あるボディビルダーだと。
サイクリングは、いわゆる有酸素運動を長時間できるという面では理想的ですが、それだけでは骨格筋の量を増やすことは難しい。それを可能にする方法が具体的に示されています。
なるほど~、と思う記述が多いです。2-3ヶ月は、スローな筋トレもやってみよう。体重計に乗るのが楽しみになるといいなぁ。

「野菜だより」はおすすめ2008/05/03

昨年の夏、Etape du Tourに参加はしたものの完走はならず、さて自転車以外に何か面白いものはなかろうか…? と思っていたとき、書店でふと見かけた雑誌が、「野菜だより」。なるほど、有機無農薬の野菜か。畑仕事はいい運動にもなりそうだし、面白そう。

そのときは、もう一冊「やさい畑」っていうのも買ってみましたが、読んでみると、これは家の光協会が出版していて、要するにJA=農協による「正しい」野菜作りを教えてあげます、っていう雰囲気あり。

それに比べて、「野菜だより」は学研が出している季刊誌で、家庭菜園をメインにしているのは同じですが、素人がいろいろ工夫して育てていますとか、こんな失敗をしちゃいました、なんて記事が満載。すっかりファンになり、今回ついに4冊目を購入。一年分がたまりました。

今回の夏号も、ありきたりのプランターは使わずに、袋に土を入れて屋上でダイコンやメロンまで作ってしまう人やら、「このほうが楽だから」と、座ったまま鍬を使い畑を耕しちゃう作家の先生やら、まぁ個性的な人たちがいっぱいです。

巻末をみると、次号からは隔月刊になるとの編集後記あり。結構人気があるようで、今後も要注目の雑誌です。

「イタリアの自転車工房物語」2006/10/18

京都の学会への行き帰り,新幹線の車中で砂田弦氏の著書「イタリアの自転車工房物語」を眺めました.Photographer砂田氏の本ですから写真も多く,美しい自転車がたくさん載っていました.Tommasini, Casatiなどのラグ付きスチールは手の込んだ作りで,すこぶるいい感じです.これまでには聞いたこともありませんでしたが,Losa, Zulloなどの完成車をみると,フロントフォークが何ともいえぬいいカーブを描いています.Scapinが,職人仲間に注目されている優れたメーカーということも初めて知りました.
さて,この本の中で異彩を放っているのがMariano. ここは工房というよりは,自転車のフィッティングのみを行う採寸職人の店です.なんとGiro d'Italia優勝のI.ゴッティを含む多くのプロ選手も,サイズを測ってもらいにくるそうです.多くの場合,これまでよりサドルを後ろに引き,腕を前に突き出すポジションに変更を勧められるようです.今中大介氏が書く記事に良く載っているような,後ろ乗りの方が効率良いペダリングにつながるってことでしょうか.

「自転車で痩せた人」2006/04/19

どこかのwebsiteで,SF作家の高千穂遥氏が自転車にはまり本を著したというのを聞きつけ,早速読んでみました.
大変共感させてもらいました! 自転車に乗り始める動機や,ロードバイクに乗り換えて日々精進を重ねているところなど,自転車が持つaddictiveな部分をうまく文章にしています.体脂肪が順調には落ちない私には,うらやましい高千穂氏の体型の変化です.
これから退職を迎える団塊の世代は,迷うことなく第二の人生を「自転車」に捧げるのが吉,と確信しました.