LTdL Stage 4:別府史之選手 個人TTで健闘2005/02/01

Stage 4は20.3kmの個人タイムトライアルです.平地でのスピード勝負となり,選手の実力がもろに出てしまうステージです.福島康司選手は,リーダージャージを身にまといスタート.ところが,このジャージはTT用のエアロスーツ仕様ではない普通のタイプで,他選手に比べるとやや不利な条件だったようです.このステージでは,Discovery Channelの別府史之選手が健闘し,ステージ10位を確保.チーム内でも僅差の3位に入り,総合でも9位に上がってきました.福島康司選手は,2位に1分20秒差をつけて総合トップの座を守りました.最大の山場となりそうなStage 8のGenting Highland頂上ゴールを控え,明日からまた選手がしのぎを削り合います.

LTdL Stage 5/6:BS Anchorの集団コントロール2005/02/02

Stage 5/6は平坦路がメインで,ステージ優勝狙いのチームCeramica Panariaが2つのステージとも制しました.BS Anchorは,福島康司選手のリーダージャージを守り抜くため,集団の先頭で見事なコントロールをみせました.
総合優勝を狙う選手達にとっては,明日のStage 7の次に控えるStage 8= Genting Highlandにすべてを賭けてくるでしょう.最後の登りを誰が速く登り切るのか?別府史之選手の,山での実力は?見どころがいっぱいです.

LTdL Stage 7:いよいよ明日がすべてを決める2005/02/03

今日もBS Anchorチームは頑張って,福島康司選手のリーダージャージを守り切りました.例によってCeramica PanariaのBrown選手が,スプリント勝負を制しStage優勝を勝ち取りました.
いよいよ,明日こそ天王山のGenting Highlandを迎えます.天下分け目の勝負です.福島康司選手にとって最大のライバルは,おそらくRyan Cox(南アフリカ)とJose Rujano(ベネズエラ)になりそうです.明日は,一体どんなドラマが待ち受けているのでしょうか?また,10位以内に3選手が入っているDiscovery Channel,現在総合9位の別府史之選手の活躍も大いに期待されます.
LTdTのwebsiteでは,「Stage 8で,とうとう福島康司選手が総合・アジアの首位どちらも明け渡すだろう」と予想していますが,予想を超えた福島選手の走りを観てみたいところです.

LTdL Stage 8:総合リーダーはCoxに・・・2005/02/05

今大会最大の難所,Genting Highlandにやってきました.コース後半は激坂が延々と続きます.登りに入ると,きつい坂で選手が次々にふるいにかけられ,レース前から評判の高かったCox・Rujano両選手の一騎打ちとなりました.最後のカーブで内側に入ったCox選手がかわし,首位でゴール.3位以下に1分以上の差をつけ,念願のリーダージャージを獲得しました.福島康司選手は,このステージで7分以上遅れ,残念ながら総合17位まで後退しましたが,依然としてアジアリーダーの座は死守しています.途中,兄の福島晋一選手が前を引いてアシストしていましたが,登りを得意とする世界の選手達には少し後れをとってしまいました.別府史之選手は,途中コースロープにひっかかって落車した影響もあり,成績はふるいませんでした.クアラルンプールを目指し,日本選手には最後まで頑張って欲しいと思います.
それにしても,後半数10kmのきつ~い登りがあるのに,97kmのコースを平均時速30km以上で走るとは・・・ プロ選手達の力は想像を絶するものがあります.

LTdL Stage 9/10:福島康司選手,アジアリーダー!2005/02/06

第9ステージはやはりCeramica Panariaが制し,いよいよ最終ステージのクリテリウムを迎えました.Discovery Channelの別府史之選手は,古巣のBS Anchorをサポートしてくれました.福島康司選手は,僅差で獲得ポイント数を上回り,アジアリーダーのジャージを獲得しました.いつも積極的な走りをみせた賜物でしょう.大変面白かったLe Tour de Langkawi, 日本人選手の活躍が光りました.