トップリーグ第9節:トヨタ vs 東芝2010/12/05

古風な表現でいえば、血湧き肉躍るゲーム。現時点で、今シーズンのベストゲームと思われる。
トヨタのFLホップグッド、大車輪の活躍。トライをとったのはイェーツだが、真のMOMはホップグッドかなと思う。
ファンタジスタのSOアイイは、相変わらず健在。前半で見せたバックフリップパスや、内側に入ってきたWTB遠藤に飛ばしパスなど、他のSOにはできないプレーを連発。最後のPGでは、単に勝ちをとるという意味ではなく、勝ち点などを考慮して、あくまで3点を取りにいったところはずれ、かえって東芝の逆襲を招いたのだが、結果的に見るものにはこれ以上ない山場を作ってくれた。トップリーグの宝です。
交代出場のトヨタFL安藤、東芝の大逆転を防ぐ値千金のタックルが光っていた。

第10節:サントリー vs 三洋2010/12/11

ついに、トップリーグの中のトップグループ同士の争いに突入。開幕の三洋 vs 東芝戦は、遙か忘却の彼方となってしまった。確か、まだ暑い中でのゲームだった。

シーズン当初からアタッキング・ラグビーを掲げていたサントリーだが、多少のハンドリングエラーは折り込み済み、といった感じ。前半で、長らく三洋の司令塔を勤めるFly-Half ブラウンが負傷退場したとみるや、ピシが猛然と抜きにかかる。交代出場の野口には、やや荷の重い相手だった。
その後もLOヒーナン、No.8 ホラニなどのキープレイヤーも負傷離脱。層が厚いと思われていた三洋も苦しい展開に。
サントリーは、ピシの後にヒューワットが入っても全く戦力ダウンを感じさせず。
プレーオフを見据えると、東芝・三洋よりも分厚い選手構成のようにみえる。

このゲームの前に行われた東芝 (vs 神戸)を見ても、サントリーのチーム力が頭一つ抜け出したような印象あり。ここにきて、プレーオフ制覇の主役に躍り出たかもしれない。

あくまで妄想なのだが、オールスター戦か何かで、SHグレーガン+FHアイイという組み合わせを見てみたい。お相手は国産で、SH日和佐+FH君島あたりがふさわしいか… とまぁ、もちろん夢のような話ではありますが。