冷酷なレース展開 … Paris-Roubaix2008/04/14

春のクラシックレース、Ronde van Vlaanderenも十分面白いレースでしたが、後から登場するParis-Roubaixは、とてつもない展開になってました。ちょっと夜遅くにかかるライブ放送だったので、一日遅れでチェックしました。

終盤あと30km位になったところで、Boonenアタック。そこについていけたのは、各チームのエースCancellaraとBallan. 万年2位に泣いているHoste、残念ながらここで脱落、残念。さぁ、がちがちの優勝候補3人による、横綱同士の決戦の幕開け。
ここでパンクでもあったらどうしよう… と、解説の永井氏。ホイール交換は、速い人で5秒から8秒だと。秒速の速さですねぇ。私の場合、手早くやっても3-4分はかかりそうだなぁ。
Velodromeでのスプリント勝負になれば、Boonenにはかなわないと知っているCancellara、その前で何回もアタックを仕掛けるものの、結局Boonenを振り切れず。その後、いつCancellaraは再度アタックを仕掛けるのか、をじりじりしながら待っていましたが、結局そのままVelodromeへ。結局スプリント勝負となり、お約束通り他をねじ伏せたBoonen、チャンピオンの称号を守りました。ラグビーでいうと、Microsoft Cupではサントリーに屈したものの、最後の日本選手権で雪辱を果たした三洋電機。Boonenが、三洋に重なって見えます。スポーツの世界では、あくまでも強いものが勝つ。冷酷な事実をみせつけたレースでした。

ちなみに、このレースは再放送でハイビジョン放送のはずだったんですが、「国際映像配信の都合」だかのために、通常の画像で再放送されてました。
私としては、地上波デジタルが一般的になる2011年になる前に、さっさとCSも全放送ハイビジョンにしてほしいのになぁ。逆にいえば、そうしないと、せっかくHD-DVDを駆逐したBlu-ray陣営のソニーなど、機器が売れなくて困ると思うんですけど。通常画質の放送ならば、現在のDVD画質だけでも特別困ることはないわけですから。ハイビジョン放送が増えないと困るのは、Sony+松下陣営ではなかろうか?と思います。勝ち残りはしたものの、BDって意外に売れないフォーマットかも!?