New Zealand vs England2008/06/14

楽しみにしていた仙台でのJAPAN vs Tonga観戦でしたが、朝方の岩手・宮城内陸地震のため、急遽とりやめに。被災地の復旧をお祈りするばかりです。

さて、帰宅後はJ SportsにてNZ vs Englandをチェックすることに。例年6月と11月はWindow monthといわれ、北・南半球間でテストマッチが多く行われるようです。

前半からEnglandのFWがとばしてます。NZゴール直前で奮闘するも、NZ 1FE Carterのうまいキックで逆にNZ CTB Smithがトライ。その後Carter自らもトライを奪い、差を広げた。FW・BKともむらなく力のあるNZに比べると、EnglandはFW主体のチームという印象。
ところが、一発のチャンスをEngland WTB Topsy Ojoがインターセプト! ほぼ80m独走のトライを返す。この選手、Heineken Cupで活躍してましたが、今年のSuper 14では冴えなかったHabanaをさしおいて、いわゆる身体能力では現在最高のWTBでしょう。

後半、NZ 2FE Nonuが見事なblitzでline break、トライにつながるgood pass.BKの差がもろに出ました。FL McCawも、相変わらずよくボールをとってます。最後になって、England WTB Ojoが2個目のトライ。最終的には実力相応の点差がついたようですが、NZやはり強し。ただし、スクラムは若干組み負けており、ラインアウトは修正が必要か。

NZ SH Ellisは、Kelleherの後を立派に継いでいるようです。1FE Carterは、PK・コンバートを含め、現在も世界トップレベルであることを自ら証明しました。
World Cupの敗戦で、NZ国内のラグビー人気もやや下火かと思われましたが、このゲームを見る限り、やはりAll Blacksは健在。重量級同士の、ヘビー級タイトルマッチのようなずしっとくるゲームでした。