ラグビー日本選手権 決勝2008/03/17

いい天気に加え、風は弱め。実力No.1を決めるには絶好のコンディションの秩父宮で、大いに楽しめる試合をみてきました。バックスタンド側からではよく見えなかったところは、今日TVでチェックできました。

発表されたメンバーでは、サントリーFWの核となるLOメイリングが怪我で急遽欠場、これが試合の行方に少なからぬ影響を与えました。
前半から、三洋がとばす。課題だったラインアウト、ロングスローインをFLタイオネがキャッチ。BKに回して、気持ちいいトライ。何が原因だったかといえば、ポイントはサントリーのファーストタックルが弱かったこと。芯に入っていないので、三洋の突進を許す結果に。
チームを引っ張るプレーヤーを注入するためか、SH田原がベテラン田中澄へと早々と交代。
25分、キックする寸前のサントリーCTBニコラスに、三洋No.8 ホラニが猛然とタックル、骨のきしむような大きな鈍い音。気合い入ってます。
FLタイオネも、サントリーのタックルに倒れず。トンガからの二人が突破役を務めました。
35分、ニコラスが霜村のタックルを受けながらも、長い腕をのばしてトライ。しかし、タックル自体はきちっとできてます。そこらが勝敗を分けたところか。

後半9分、全員が主役というような素晴らしいつなぎを見せて、最後ホラニがトライ。
FLタイオネのハイタックルでニコラスが出血。シンビンになる前に、素早くオライリーに交代。
最後、ホラニがまたも突破してトライ。入江もブラウンに代わり少しだけ出場、出られてよかった。

宮本監督、涙でうれしさ爆発。三洋は、試合が終わった後に、必ず試合に出られないメンバーもピッチに呼んでみんなで勝利を祝います。これまで悔しい思いをしてきた宮地元監督も、ちゃんと胴上げ。いいチームです。

三洋は、FB田邊がプレースキックを含め安定したプレーぶり。日本代表スコッドに入れなかったものの、追加招集を受ける可能性は大いにあると思われます。

そして、試合終了後にラグビー博士小林深緑郎氏から重要なコメントあり。ブラウン、Super 14後には、また日本に戻ってくるらしい。一年中ラグビーしっ放しですね、この人は。