06 Vuelta Stage 14: David Millarが復活2006/09/10

ドーピング問題に翻弄され続けているプロツアー.今年のVueltaは一体どうなってしまうのか?と思っていましたが,ふたを開けてみれば結構面白い展開になっています.本命のValverdeがリーダージャージをキープ,そこにようやく出場のかなったAstanaチームのVinokourov, Kashechkinが,ステージを取りまくって個人総合争いにからんできています.
今日は後半のポイントになる個人TT. ここでトップとなったのは,以前EPOを使ったドーピングが発覚し,それを自ら認め2年間の出場停止期間を経て今年からSaunier Duvalチームでがんばるかつての人気選手,David Millar. うれしい復活優勝をとげたときのインタビューが載っていました.「今回,私は100%クリーンな状態で勝利をおさめた.信じられない人もいるかもしれないが,(いかなるドーピングもせず)パンと水だけでもこんな大きなレースで勝つことはできることを証明した.自分を信頼してくれて,レースに戻るために力を貸してくれた多くの人たちに感謝している」
これまでのステージでは,チームのスプリンターを勝たせるべく献身的なアシストもこなしています.彼のここまでのキャリアを考えれば,今回の勝利にドーピングが関わっている可能性は全く考えられません.Vueltaの主催者も,このステージ優勝を喜んでいるでしょう.

06Vuelta Stage 17: 総合優勝争いに動きあり2006/09/14

もうValverde優勝で決まったかのようなVueltaでしたが,今回の台風の目Astanaチームが頑張り,ついにVinokourovが逆転し総合トップに立ちました.優勝争いに加わることができなかったDanielsonがステージ優勝.ともに逃げ切ったVinokourovが,下りで後続に差をつけて2位に入り,タイムを稼ぎました.
先日,自らVuelta観戦にも訪れたAstanaチームのスポンサー・カザフスタン大統領にとっても,big newsとなったはずです.

06Vuelta: Vinokourov優勝2006/09/18

先の個人TTでもステージ優勝を飾り,個人総合タイトルを確実なものにしたVinokourov. みごと,グランツール初制覇を決めました.ライブをみていたのですが,最後は受信状態不良で視聴できず.最終ステージは,どうやらErik Zabelがものにしたようで,これまためでたい勝利です.

冬のローラー台に備えて2006/09/23

今日は,久方ぶりに養老渓谷-大多喜ルートに出かけ,ちょっとたまり気味の中性脂肪を燃やしに行きました.道中では,これまでで最も多くの自転車ライダーをみかけました.最初は,ふるさと村付近の激坂を登る集団.ひょっとするとショップGiroの練習かな? 次いで,ロードバイクに乗った単独行の人に何度か遭遇.さらには,トゥークリップをつけたツーリング車のカップルを鶴舞付近で見かけました.今や着実に,自転車人口が増えている感じです.
少し気の早い話ですが,厳寒を迎えるとどうしてもローラー台に乗る時間が増えてきます.それに備え,大分前に手に入れたスピードメーター(CatEye Astrale 8) をinstallしました. シマノのFlightDeckを含め,普通のスピードメーターは前輪の回転数を拾って数値を出すので,ローラー台では全く使えません.Astrale 8は,後輪にマグネットをつけてスピードを計算できます.これで,ローラー台で回したcadenceに加え,virtual speed/distanceが分かるので,年間の総走行距離を概算するのにも使えそうです.また,有酸素/無酸素領域の境界となるAT値を測るコンコーニテストもできそうに思います.秋雨にたたられたときにでも,ちょっとやってみるつもりです.
さて,明日深夜に,いよいよロード世界選手権男子のライブ放送があります.別府史之選手,30番位までに入ってほしいなぁ.もちろん,今日の女子ロードの沖美穂選手の成績も気になります.

L'Etapeへの夢2006/09/27

Salzburgで行われた2006World Championship. 生放送で楽しんだ後,DVD-RAMに焼いて見返しています.Bettini vs Zabelのスプリント,凄いものがありました.
実を言えば,Tourなどのステージレースにおける平地スプリントは,これまで「退屈」な「つなぎステージ」と思っていました.しかし,年間の王者を決める世界選手権.L'Arc en Cielの持ち主を決める勝負は,まさに解説の栗村監督のいう「鳥肌の立つ」ものになりました.Bettini, Valverde,そして Zabel.表彰台の誰もがいい味出していました.
さて,センチュリーライド/granfondoにおいて世界最高峰と思われるl'Etape du Tour. その参戦記がCylingTimeで見ることができます.これを読むと・・・はっきり言って,燃えてきます.来年にも,是非参戦したいなぁ.素晴らしいレポートを是非ご一読下さい.