ついにきた、Tour名物…2008/07/17

今年のTour、序盤から大逃げを打つ選手なども多く、面白い展開が多いと喜んでいましたが…

すでに、数名の選手がドーピングチェックで失格になった後、トップクラスの選手にも捜査の手が伸びているとの情報もありました。
そして、今日は、ついに山岳で活躍中のRiccoがEPO陽性ということでレース除外となったらしいことが、J Sports中継の冒頭で紹介されていました。
詳細は今後の報道を待つほかありませんが、他チームと違い、どうもSaunier DuvalチームごとTourを撤退したようなので、他のメンバーにも何か問題があるのかもしれません。

なんだか、今中氏の表情がこわばり気味。と思っていたら、毎年恒例のドーピング報道、またしても繰り返されたのか…

業種は全く違うのですが、根の深さという点では、大分県の教員汚職事件と共通するような感じがします。
昔からの慣習であり、今後も決して根絶されることのない、深~い問題があるような…

臭いものにふたをするのではなく、いろいろな情報をオープンにしていかないと、ロードレースという業界全体が地盤沈下してしまうと思います。

それにしても、「そんな馬鹿な! 私に限って絶対ドーピングなんかしてないよ。レースから外されるなんて、何かの間違いだ、誰かの陰謀だ。今日のレースだって、私は何が何でも出るんだ!」とかいうような、そんな選手が全然いないのが、ますますがっくりしちゃう原因なんだよなぁ。

ちなみに、こういう記事って、読売新聞が結構早く載せることが多いように思います。またwebでチェックしてみようっと。
ロードレースに馴染みのない人には、「あぁ、いつもドーピングで有名な、あのスポーツだよねぇ」、なんて言われていたりして。

コメント

_ silver ― 2008/07/20 07:33

まさしく恒例なった感もあるツールのドーピングですが、自転車ロードレースに興味の無い人には全く知られていないかもしれません。
ためしにマラソンのドーピングは無いものかと調べてみると、ホノルルマラソンの優勝者がドーピングでタイトル剥奪になっています。他の競技では、サッカーでもアーセナルのベンゲル監督が移籍してきた選手の中に赤血球が異常に多い選手がいたと発言しています。
これらのことを私自身は知らなかったので、興味の無い情報は人々に伝わらないのかもしれません。

リッコについては「持続的エリスロポエチン受容体活性化剤」なんていうEPOだか何だかわからない別のものを使っていたようで、ドーピングも進化?してきているようです。こうなってくると、ドーピングでも遺伝でもヘマトクリット値50以上はダメ、というような形でいろんな基準を作ってみてはどうかと思います。

大分県の教員汚職の件は私の田舎でも同様の事が言われてましたので驚きもしない代わりに、そういうことに対して自分自身を含め諦めの目で見ていた人が多かったことがこういう事を野放しにしてきたのだとちょっと考えさせられました。ドーピングよりこちらの方が遥かに”悪”ですよね。

_ neuron ― 2008/07/20 08:51

鶴見辰吾氏、今から思えば、ドーピング発覚前のいいタイミングで出演できました。
今後のアルプス山岳ステージは、爆発せずじっと耐えに耐えて上位入賞を目指すEvansの渋さ位が見どころかな~。

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